もし公リポート 〜もしも美容室が公私融合できたのならば〜

 

昨日8月19日

やっと雨が降ってくれましたおおいた市です

聞くと24,5日は降っていなかったそうで、

アトリエまわりの植物たちもカラカラ過ぎたので

ホントに待ちに待った感じで喜んでいたようでした。

そして19日は外気温も一気に下がってくれて

午後は過ごしやすかたったのではないでしょうか。

 

 

さて先日、久しぶりに開催できました

【 もしも美容室が公私融合できたのならば 】

( 詳しくはこちら → もし公 )

 

朝6時前に起床
一輪車の朝練とラジオ体操
朝食を済ませ 一緒に出勤

 

開店前の準備をして

母屋でピアノレッスンと鉄棒
アトリエ来ては読書と、

その繰り返し。

やはり朝が早過ぎたのか、

必ずお昼寝を挟みながら

早い時は10時に寝たりしておりました。

 

そんな中

仲良くしていただきました皆さま

ありがとうございました。

 

そして今回

パーマのヘルプ(おてつだい)をする機会がありました。

彼女にとっては、生まれて初めての経験です。

 

具体的にパーマのヘルプとは
どんなことをするのかというと、

 

パーマを巻く工程には、

髪をスプレイヤーで
シュッシュと水で濡らして
ペーパー(ロッドと一緒に巻く紙)を取り
ロッド(髪にまく筒状の棒)を髪に巻いていき
ラバー(輪ゴム)でロッドを固定する

 

ざっくりとこんな感じです。

 

私がアシスタントの頃

この”パーマのヘルプ”をするということは

とても緊張する仕事のひとつでした。

 

 

出来たらやりたくない。

 

 

正確に言うと、マジでやりたくない。

慣れるまでは、ホントに緊張しまくり。

というのも、2000年代の美容業界は

私が知る限りでは体育会系真っ只中。

 

先輩方はパーマを巻くのが鬼速く、

例えて言うならお客様の頭上を

手が新幹線のように動く。

 

ロッドを渡したと思ったら

すぐにラバーを取る。

 

ちょっとでもタイミングが遅れたら最後

 

オオカミのような鋭い眼光で
子羊の私(誰が子羊だ)は萎縮してしまい

さらに手が焦り、失敗を繰り返す。

もちろんまだまだ時代を遡ると、

比べ物にならないぐらいスパルタだったことを

聞いたこともあります。

パーマ後に裏に呼び出されたりと
いろいろとありましたが
それはそれは今思うと
ホントに良い経験を

させていただけた時代でした。

 

 

しかしです
今回のパーマのヘルプは

平成ではなく、令和の時代。

僕が欲しかったロッドがない時
「えっ、何っ?わからん!どれ?」と

ちょっと怒り気味に言われる子羊(失礼、私)

ヘルプさんの方が立場は上です

「お手伝いしてくれて

ありがとうございます。」と

パーマを巻く私は

体温調節の為の汗ではない

変な発汗をしており

終始ビクビク感がありましたw

いきなり話は変わりますが、

ちょっと前にあったテレビドラマで
【 不適切にもほどがある! 】という

ものがありました。

内容は昭和時代の熱血スパルタ教師が
昭和61年から令和6年にタイムスリップして

しまい生活するというものです。

確かにあの時代
いま考えると本当に不適切なことの

連続だったかもしれません。

令和だったら確実にNG、、、。

でもでも!!!です。

たぶんあの時代を共に
生き抜いてこれた人なら
共感してくれるのではないか

ということがある。

そこまでやりますか?
と言う程のガミガミ先生や
火傷するほど熱い大人たちから

伝えられ、感じてたこと。

 

” 気合い と 愛 ” です

 

ふたつだとややこしいので以後

ひとつにまとめてみます。

 

” 気愛 ” です(ややこしい)

 

たとえばのハナシ

「おい、目を見て話せ!!︎」と
両親や先生から教えてもらったこと。

剣道から教えてもらったこと。

また文字では伝えづらいのですが

どんなにむちゃくちゃにされたとしても

“しっかりと胸の奥に響かせてくる”

 

 

耳じゃなくて

肌感覚でずっしり伝わってくる。

そんな印象がありました。

“言葉”だけじゃなくて

その言葉の上にしっかり乗せている

” 気持ち “とか
” soul “とか
” 熱い思い “とか

そんなを言葉の数々で伝えていた。

 

もちろん今ではそんな指導や態度は

ほぼどこにもありません。

 

ただ受け取り手を意識するあまり

過度なオブラートに包むものの言い方だと

本当に伝えたかったことを

胸の奥まで響かせられない。

そんな感覚があります。

 

“伝える内容” に目が行き過ぎて

目の前にいるにも関わらず

“相手のこと” が見えていない。

 

 

もしかすると “気合い” という言葉も

“チョベリグ”とか

“チョベリバ”とか

“いただきマンモス”みたいに

いつかは死語になるじゃないかと

ひとりで勝手に危惧している。

略して、ひと危惧。

 

あのドラマはたぶん
“時代という波”に流された
なにか大切な忘れ物を
回収するためのものだったのかと
ふとそんなことを

思ったり思わなかったり。

 

 

ちょっと暑苦しい内容でしたね。

アツいのが苦手な方はすみませんでした汗

 

 

今回のパーマのヘルプ
「えっ!!?どれっ?わからん!!!」って

しっかり目を見て言われたことで

「言い方こわっ︎」って

なりましたがw

でも何か

“しっかり伝わった。”

そんな良いひとときでありました。

 

もし公レポート
〜 もしも美容室が公私融合できたのならば 〜

はこんな感じ。

伝え方ってちょっと深掘りすると

なんだか面白いです。

 

 

まだまだ熱い日(気温のこと)が続きます。

熱中症にはくれぐれもお気をつけて

お過ごしくださいませ。

 

 

 

〜〜〜 おまけ 〜〜〜

パーマのヘルプは

タダではありません。

きっちり10分間

ヘルプ代の請求を受けました。

 

 

えっ、

いくらかって?

 

 

1500円、請求されました。泣

次はひとりで巻こうと思ってますwww

 

おわり