日中はいきなり暑くなってきました日本列島
身体が季節に追いつかない毎日が続いています
いかがお過ごしでしょうか?
このブログは西大分港発,神戸行きの早朝のフェリーさんふらわぁの中で、書いております。
昨日の夕方(2025年4月18日)はちょっとした、いやかなりのハプニングがありましたので、そちらもちょっと綴(つづ)ってみます。
フェリーさんふらわぁに乗れないかもしれない緊急事態に遭遇してしまい、すでに乗船予約をしていたけれども、かなり焦っていた。
“ここで乗る船の基本的な名称だが、フェリーさんふらわぁの西大分港〜六甲アイランドを行き来しているフェリーの名称は”さんふらわぁごーるど”とさんふらわぁぱーる”の二つの名前がある。
19時30分出航の場合、どんなに遅くても30分前には西大分港に着いておかないといけない。
出航10分前には人道橋(通路)が船から離れるので、それを過ぎるとアウトです。

車で現地まで向かっていた私たちは、19時15分の時点でまだ大分駅を通過したころでした。フェリーターミナルの係の方に電話をし、状況をお伝えする。「今どのあたりでしょうか?まだ大丈夫ですょ」と焦る私に優しく対応してくれ、「徒歩で乗船予約してます」と先に伝える。そうすることによって、乗船がスムーズになるからだ。(※先に断っておくが、ながら運転ではなく焦りハンズフリースタイルです。)
そして19時20分まで残り2分。フェリー乗り場の一番近くにある大通りの交差点でまさかの信号が赤に変わる。
悪魔「あぁ、もうダメだ。」「ダメに決まってるゼ!ヒッヒッヒィィ〜!!!」
天使「いや諦めるな!」「諦めたらそこで試合終了だょ!ホォッホッホッ〜!!!(安西先生)」
私の中のいわゆる”天使と悪魔”みたいなものがお互い一歩も譲らない攻防戦をしている。
しかし、そこはやはり天使が一枚うわ手だった!いやここでは天使というよりは、スパルタエンジェルと言い換えた方がしっくりくる。いやエンジェルは優し過ぎる。やはりここは安西先生って使っちゃったので、白髪鬼”ホワイトヘアードデビルとしよう(安西先生の昔の異名だ)※安西先生とは漫画スラムダンクに出てくる登場人物のことです
そのホワイトヘアードデビルの言う通り、私はジャッキーチェンみたく、そこで車を乗り捨てて、犯人を追うが如くフェリー乗り場へ猛ダッシュ!!!!!!!!車の誘導員の方々がまず私の目に入り、頭の下げ謝りながら小走りで受付へ駆け込むや否や、滑り込みの私に対して、エレベーターをすでに押して待っててくれていた従業員の方の神対応にホントすみません。とこの時点でも10分は切っていた。人道橋の手前に立っている係の方に乗船予約専用のQRコードをかざした。
〜〜〜
人道橋がすでに船から離れかけている!
人道橋の傾斜は約15°を10mの長さだ!人道橋から船との距離は一瞬の目測で約3メートルと判断。もう行くしかない!ここまで来て飛ばなければ何のために3歳からジャッキーチェン観てきたのかわからない!そして覚悟を決めた私はジャッキーチェンみたく「ひぃやぁぁぁぁーー!!!」と
3メートルの
大ジャーーーンプ!!!!!!!
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〜〜〜
と、そんなわけではなく、
遅れてる私に対して笑顔で応えてくれて、しっかり人道橋も渡ることができて、なんとか事なきを得た。さんふらわぁの神対応、いや超GOD過ぎた対応に心から感謝をした。なんといいますか、まさに神頼みとはこの事でしょうか。すごく心救われた気持ち。これからはさんふらわぁの名称は勝手に改名します。”さんふらわぁゴッド a.k.a. さんふらわぁ超神”
そんなフェリーさんふらわぁの4月エピソードでした。
失礼、前置きが長くなりました。本題に入ります。
さて
今日のブログはといいますと、映画です。
【 PERFECT DAYS 】

2023年公開された
監督はヴィム・ヴェンダース
主演の役所広司さん演じる[平山]は公園のトイレ清掃作業員として、毎日を過ごしている。その日々が鮮やかに繰り返し描かれている東京を舞台としたロードムービー。
気になる映画は必ず映画館に行きます。
今でも覚えてるのですが、この映画は見終わってからの余韻が凄かった。
公開から2年もたっていますが、今でもどこかの公衆トイレに通るたびに、この映画がじんわりと脳裏をよぎってくる。こんなことは他の映画でもあまりありません。もしあるとしたらジャッキーチェンの酔拳ぐらい。酔拳2のほうです。
ビールを飲むと無性に、そして無責任に酔拳をやりたくなります。
やはりジャッキーチェンは永遠のヒーローです。
おっと、失礼。
今年の桜前の季節のことである。私はいつも行くとある公園のベンチに腰掛けようとしていたが、今は桜の季節だ。いつものベンチには先客がいるので、たまたま公衆トイレ付近のベンチが空いてた。見上げると大きく立派なソテツ?が私を見下ろしている。そんな優雅な席で腰掛けた。そしてまさにその席から映画の中にいるような、リアルな[PERFECT DAYS]に偶然にもお目にかかったのである。

そこは普段は車両の侵入禁止エリア。しかし一台の作業用トラックが公園に入って来た。そしてホントに目の前で作業員の方の清掃作業の実演が始まったのである。
思わず、その仕事風景を数メートル離れたベンチから見学させてもらっていると、映画でもあったシーン(ネタバレ注意)も。それはたとえ清掃中であっても、トイレを利用する人が来たら一度作業を中断するというもの。
そんな映画館で観たシーンがどんどん目の前で繰り広げられていった。
おそらく数十分経過しただろうか。公衆トイレはすっかり美しくピカピカな姿になっていた。
ベンチで足を組んでいた私は、気付けば足を組むのをやめ、背をもたれずに、背筋を伸ばしながらその一連の仕事を凝視してしまっていた。

よく海外に行く方から聞いたことがある。
それは「日本のトイレはとても綺麗だ」ということ。
私は勝手にお手本にしている先輩がいるのだが、その先輩も丁寧にトイレ掃除をする。
住んでるところや、美しい街並みというのは
全自動的に街が美しくなっているのではなくて、
必ず誰かの”良い仕事”で美しく保ってくれているということ。
流行りのAIであってもその”良い仕事”はマネできない。
全部とは言わないが例に習って、私も家の中の一部分だけは美しくすることを意識している。
【誰にも見られない場所、誰にも見られていない時にこそ、”本当の自分”が出る。】
昔誰かがくれた言葉と、目の前で起こっていることがリンクしたような気がした。
そうは言っても現実は激しい浮き沈み。”本当の自分”が出た時は人前に見せられるわけでもなく焦 それでもなお意識すれば”本当の自分も磨かれていく”のかもしれない。
ここまで書いたので、アトリエに来た際は是非レストルームをご利用ください。
そしてもしちょっとでも汚れてたら、すぐに店主をトイレの中から呼びつけてください!
「うぉい‼︎ここ誇り落ちてるょ‼︎ブログと言ってたことちゃうやんけw」と!飴ちゃん3個プレゼントします!(いっぱい飴ちゃん用意しておかないとw)
失礼、ちょっと脱線しました。
映画を観ると、まったく文字数が足りなくまだまだ書き足りなかったり、違う視点で書きたいことがてんこ盛りなのですが、今回はこの辺にて。
長文、読んでいただきありがとうございました。
締めくくる言葉が見つかりませんが、日本には潜在的に、そして自分自身の中にも無意識に”美しさを重んじる”というものが必ずあると改めて思った、ある公園のひとときでした。
「貴方は、お部屋の中で大切にしている場所はありますでしょうか?」
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おまけ
ジャッキーチェンみたく乗り捨てた車の行方を知りたい方はアトリエにてお伝えしますw