ルビンの壺

 

 

2023年
ラストのブログ更新です

 

 

どんな内容にしようかと考えていたのですが
今年を飾る大トリはこちらに決まりました

 

 

【 ルビンの壺 】

 

 

壺に見ようと思えば “壺”に見えるし

 

人が向かい合ってるように 見ようと思えば

 

 

“人が向かい合ってる”ように見える

 

目の錯覚で有名なアレです

 

小学生の頃 初めてこのだまし絵を見た時は

 

「へぇ〜〜〜」とか
「おおお〜〜〜」とか

 

そんな感じで終わっていました

 

しかしです

 

大人になってから
少し別の視点から見てみると
“あるもうひとつの発見”がありました

 

それは至って 当たり前過ぎて
かなり気付きにくいことでもあるので
ちょっと難しい内容でもありますが

 

 

個人的に面白いと思いましたので
ここに書いてみます

 

 

以下Wikipediaより

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

認知心理学

 

 

感覚や知覚、記憶といった人間の情報処理過程を解明する認知心理学においては、知覚システムについて様々な研究成果が生み出されてきた。

その内の1つに「図と地の分化(分離)」というものがある。1つのまとまりのある形として認識される部分を「図」、図の周囲にある背景を「地」と呼び、図と地の分化によって初めて形を知覚する、というものである。

この事について、ルビンは『視覚的図形』の中で次のように論理を展開した。

…….

共通の境界線を持つ2つの領域があり、一方を図、他方を地として見るとする。その結果、直接的知覚的経験は両領域の共通の境界線から生じ、1つの領域のみか、一方が他方よりも強く作用する行動形成効果に特徴付けられる。

…….

要は一方が図になるとその形が知覚され、残りは地としてしか知覚されないという事を、図地反転図形の1つであるルビンの壺を例に採り説明したのである。

ルビンの壺では白地(つまり壺のように見える部分)を図として認識すると、黒地(つまり2人の横顔のように見える部分)は地としてしか認識されず(逆もまた真である)、決して2つが同時には見えない。

 

 

〜〜〜

 

 

んんん〜、なるほどぉ〜。☜(わかってないタイプのなるほどぉ〜。)

“北斗の拳のケンシロウ”で例えたならば

このWikipediaの文章は 難しい言葉の北斗百裂拳(連打の意)です汗

なかなか理解に苦しみながら

私なりに噛みくだいて 解釈してみました

.

.

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それぞれの輪郭を共有している”ツボ” と “ヒト”

確かに どちらかひとつを見ようと思えば

もうひとつの”ソレ”は見えない

どんなに頑張っても “ツボとヒト” が “同時” に見えることはない

“ひとつ”が見えたら もうひとつは “背景になる”

この文を書いてるときにも

 

「いやいや、ワンチャン一瞬だけでも見えるでしょぉ〜、ルビンさんよぉ〜。」とブツブツ言いながら

“一瞬だけでも同時” に見えるかどうか試してみました

[ ツボ→ヒト→ツボ→ヒト→ツボ ]☜(かなりハイスピード) と

何度も試してみたのですが

やはり 一瞬だけでも同時には見えない

 

ツボとヒトだと 頭ではわかっていてもです

 

“どちらかひとつしか認識することができない”

人間の”脳の中の情報処理”が勝手にそうさせている

“見え方” “捉(とら)え方” とは実におもしろいと思いました

 

 

 

考えてみると このルビンの壺のように(正確には違いますが)日常にあるモノゴトでも

ちょっと視点を変えるだけで ちがうものが目に映ったり

そこに何かを感じたりするようなことがあるような気がします

 

〜〜〜

 

仕事や学校で疲れた 帰り道の”夜空”

ふと見上げると 月や星が美しかったとき

それだけで “疲れ” が背景となり 忘れさせてくれ

“帰り道の美しさ” が目にはいってくる

 

逆に “疲れ” に視点が当たっていると

“帰り道の美しさ”も ただただ通り過ぎるだけの

背景になってしまう

 

その時々にゆれる”感情”によって

“見えるものとその背景になるもの”が

決まるような気がします

 

〜〜〜

 

もしこのブログをサンドウィッチマンの富澤さんが見てくれていたのならば

きっとこうツッコむと思います

「ちょっと何言ってるかわかんない」と…。

https://youtu.be/TYHTRihC2hg?si=dPP7bsX6HpskjiQU

 

 

 

2023年

皆さまにとってどんな年でしたでしょうか⁇

今年もいろいろありました

 

毎年いろいろあるのですが

ホントにいろいろな出来事がありましたね

ただ

その”いろいろ”も どこに視点を合わせているかによって

“モノゴトの見えるモノとその背景” が変わります

どうせ見えるなら “良い方向” になれるように

そして「今日一日が、楽しくなるように。」

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「もうテレビとか観ない、ましてやホームページなんて観ない。」

というハナシもよく耳にします

 

そんな中

更新頻度が極めて少ないホームページですが

「いつもブログ見てるょ!!」と

言ってもらえるたびに

「あぁ、書いて良かったんだなぁ〜」と

思っています

 

いつも読んでいただいてる方にも

感謝しております

 

毎年同じことを言っているのですが

2024年も この初心を忘れずに

アトリエ当初からのテーマである

 

〜 楽しくなること 美しくなること 〜

 

必ずココに 視点を合わせて

アトリエに来られる皆さまの

美髪のお手伝いをせさていただけたら幸いです

 

 

長文読んでいただきありがとうございました

 

それではどうぞ良いお年をお迎えください

 

 

 

atelier334